モカコーヒー

先日、ドトールの「ゴールデンモカ」を久しぶりに飲みました。

以前はよく見かけた「ゴールデンモカ」でしたが最近あまり売られることがなく、今回も限定販売でした。

丁度お店に入荷したばかりでタイミングよく、焙煎したてのコーヒーで美味しかったです。

20年近くスペシャリティコーヒーをほぼ毎日、仕事で飲んでいたためレギュラーコーヒーは新鮮に感じられました。

そんなモカコーヒー。

近年ではとても貴重なコーヒーになりつつあります。

それは、エチオピアなどのモカコーヒーの生産者が少なくなっているから。

今はコーヒー消費量が世界的に増えていますがスペシャリティコーヒーという高いコーヒーはごく一部。

コーヒー豆を作っても高く買い取ってもらえていないところも多く、モカを生産する地域ではコーヒーに代わり、「カート」という合法麻薬の生産が増えつつあるのが現状です。

モカコーヒーはコーヒーの原点でもあり美味しいコーヒーをいつまでも絶えることなく生産してもらうには商品相当にあう金額で買う必要があるのですが、現状切り替えてしまう農家が絶たないのは、とても悲しいです。

色々な形で生産者へ還元するプロジェクトがあるなか、モカコーヒーも世界中で取り組まなければ、「幻のコーヒー」になってしまう日が近いかもしれません。

コーヒーの花のかおり

昨日から岩手にある自宅では今年、2回目のコーヒーの花が咲いています。

明けがたから咲き始めたコーヒーの花は、ジャスミンのような上品でほのかに甘い香りがします。

以前、ブラジルのコーヒー農園のおじさんたちから「コーヒーの花が一面に咲くとジャスミンのような香りがして見事だよ。でも香りがするのは数時間で花の香りを楽しめるのは一瞬なんだよ。」と聞いたことがあります。

我が家のコーヒーの花も咲きはじめが一番はっきりとした香りがします。

コーヒーの仕事をしていても、コーヒーの花や実を実際に見る機会は以外に少なく、話しでしか知ることができない方も多く、ちょっと得した気分になります。

昨年までは我が家で収穫したコーヒーの実をコーヒー教室などで実際に生徒さんに、見ていただけましたが、今年も紹介できる機会があれば良いのですが。。。

そしてこの花が咲き終わると、岩手で夏が始まります。

コーヒーの香り

先日コーヒーの香りについて色々と調べていたとき、おもしろいレポートを発見しました。

「コーヒーの香りは人を優しくしてくれる」というもの。

2017年にネスカフェのネスレ社が東北大学と行った研究ですが、コーヒーの香りがない状態よりも香りを嗅いだ人のほうが、困っている人を助けたいと行動に移すということがわかりました。

東北大学大学院文学研究家、坂井教授によると「コーヒーの香りが良い気分にさせ、他人に親切な気持ちになるのではと考えられ、実際アロマテラピーよりもコーヒーの香りのほうがストレスを減少させることが研究結果でわかっている」そうです!

やはり、仕事の合間のコーヒーブレイクは理にかない、更に優しい気持ちにまでなれるコーヒー。

在宅勤務が多いなか、コーヒーをうまく活用してください。

そして、休日は自分や家族にハンドドリップの美味しいコーヒータイムはいかがでしょうか?

オンラインでコーヒーを

コロナ生活が長くなり、テレワークなど在宅時間が増えるとともに自宅でコーヒーを飲む人が増えて、オンラインカフェで色々なサイトが体験できるようになりました。

おうちカフェキーコーヒー

コーヒーの淹れ方からオンラインお茶会などなど、楽しめます。

そして、ゲイシャ(コーヒーの豆の品種名)にスポットを当て、オンラインイベントなどを開催している「サザコーヒー」

サザコーヒー

15年くらい前、初めて日本で本格輸入が始まるころ「これから話題になる豆だよ。」とコーヒートレーダーからわけてもらい飲んだコーヒーです。「ゲイシャ」という名前のインパクト、味のインパクトは今でも引き継がれて今はエチオピア以外でも栽培され、手軽に飲めるようになってきました。

サザコーヒーの鈴木太郎氏はそんな「ゲイシャ」に惚れ込んで、自家農園で栽培に取り組み、今年で5年目になるそうです。

昨年末に飲んだサザコーヒーのコロンビア産ゲイシャはコロンビアの味を残しつつ、ゲイシャの上品な酸味が味わえた逸品でした。

本店の茨城にあるお店や東京丸の内「キッテ」にあるお店で味わうこともできます。

爽やかなゲイシャは6月のおすすめコーヒーにしたい味わいです。