今年のクリスマスブレンド

東北岩手はすでに冬の寒さ。

家でミルクに合うコーヒーが飲みたくなり、最近盛岡にできたばかりのドライブスルーがあるスターバックスへ行くことにしました。

購入前からグァテマラかケニアにしようかと決めていましたが、久しぶりにスターバックスで豆を買うため、お店のスタッフにおすすめ豆を尋ねると、季節限定ブレンドをすすめられました。

クリスマスブレンドとホリデーブレンドの2種類。

今までのクリスマスブレンドは深入りで酸味が強いブレンドの印象がありましたが、今年は、コスタリカ、パナマを中心に軽めの配合とのこと。

もうひとつのホリデーブレンドは確かグァテマラなどが配合されたブレンドと説明を受けました。

「ホリデーブレンド、テイスティングをしてみますか?」と言われるままにコーヒーをすすると香ばしい独特な香りとマイルドで、飲みやすいコク。

昔、好きでよく購入していた紀伊国屋のジャーマンブレンドに似た味を思い出しました。

懐かしいこともあり、ホリデーブレンドに決定。

そして、ケニア20gをサンプルでいただきました。

家に帰り早速、ホリデーブレンドに続きケニアも飲みましたが、どちらもマイルドローストよりやや深入り程度。

スターバックスブームのころ、どのコーヒー豆も深入りで店頭に並び、のちにブームが収まるころ、焙煎が見直され、当初のころからはだいぶ変化をしていると思いました。

豆の仕入れは当初のころからスペシャリティーコーヒーで、いい豆を使用するスタイルは今も変わらず。

「いい豆を使っているのに、全てがイタリアンロースト級の超深入りばかりでもったいない」と、同業者から言われていたのがうそのようです。

コーヒー豆の特徴をうまく引き出したローストで並ぶスターバックコーヒーへ変わり、日本のうちカフェブームにも参戦という感じです。

今の時期、どこのコーヒー屋さんもクリスマスブレンドを出しそれぞれ美味しさを味わえますが、コーヒー好きは

スターバックも要チェックです

コンビニコーヒー

コンビニコーヒー

今シーズン、コンビニコーヒーが話題になっています。

魅力なのが値段の安さと美味しさが手軽にコンビニで購入できること。

おでんやあんまんなどと並び、大きなコーヒーマシーンが置かれ、つい

買ってしまいます。

中でも、ローソンが扱うコーヒーはコロンビアイパネマ農園。

通常ならブレンドを扱うのが一般的ですが、大きな店舗展開をしている所で

単一豆を扱うのは珍しいことです。

豆に量が少ないため薄く感じますが、それだけに「豆へのこだわっている」

というアピール性を感じます。

週末のお休み中、お出かけの気分転換に気軽に味わえるコンビニコーヒーで

楽しむのもいいかもです。

日記

東京から離れると、住んでいた時より最新情報が気になる。

「OOTEMORI」や原宿キャッストリートにオープンした

「THE ROASTERY(ザ・ロースタリー)」などなど。

常に進化しているなあと。

都心にいると日々目まぐるしく変化する日常のできごとに、

麻痺していることに気づかないまま、疲れていたりすることも多々あり。

そんなことが思えるのは、実際に都会から離れてみて、振り返れる

落ち着いた珈琲屋が多くある岩手にいるせいかもしれない。

幻のコーヒー

UCCが「幻のコーヒー」と呼ばれるコーヒー豆を発売しました。

インド洋にあるレユニオン島で採れる希少な豆です。

開発に携わる話を聞いた私にとって、馴染みのあるコーヒーです。

現地に何度も足を運び、島民との交流からはじめ、フランス政府と組み、

再生プロジェクトとして動きだしたと聞いたのは、今から7年前のことです。

「もし、失敗したら退職しなきゃ」と帰国後、笑いながら話していた

コーヒーハンター川島さん。(現在はミカフェートのオーナー)

ほぼ絶滅していたコーヒーの木を、島民の協力とともに探し歩き、栽培、

農園開発までこぎつけ、1942年以来途絶えていたコーヒーの復活に、

島をあげて喜んでいたそうです。

その時はまだコーヒーの木を植えた段階で、商品として販売できるかは

分からず、10年後商品化できるかどうか、現実には遠い話でした。

しかし、そのコーヒー「ブルボンポワントゥ」が数量限定で購入できまでに

なりました。

興味のある方はこちらから購入できます。

青山の珈琲屋

もう1ヶ月以上前になりますが、東京青山にある「大坊珈琲」が

今年の12月になくなると知りました。

コーヒー好きの人なら一度はどこかで聞いたことがある

有名な珈琲屋さんです。

入居しているビルが立て壊しになるため閉店するそうです。

そのくらい、古いビルです。

だから、都会のど真ん中にあるのに趣がある独特なたたずまい。

珈琲以外のメニューで唯一ある「たけさんのチーズケーキ」と

「やまぶどうジュース」。

厚い板張りの年季が入ったカウンター頭上には沢山の本が並び、

一番端にある「岩手盛岡」の本。

いつも気になりながらも読まず、抹茶茶碗のような器で出される

丸い氷の入ったアイスカフェラテを飲むのが定番でした。

岩手に来て、「東京で好きな珈琲屋さんは?」と聞かれると必ず

「大坊珈琲」

と答えていました。

いつか、自分の息子が大きくなったら連れて行こうと

コーヒー好きのだんな様とも話したことがあります。

たくさんある東京のお店のなかで、そう思えるお店はなかなかないかな。 

いつの日か大きくなる前に閉店してしまう「大坊珈琲」の店主は

岩手県出身でした。