幻のブラジルコーヒー

先日「これが本当に最後の出荷だよ」と珈琲屋さんの北上・インターズから「カルモ・シモサカ・ボルボン」が届きました。

コーヒーマニアの方でしたらご存じのあの、究極のブラジルコーヒー・ボルボンです。

コーヒーの聖地、銀座カフェドランブルや青山にあった大坊珈琲、吉祥寺のもかなど有名店でコーヒー通をうならせた味。

カフェドランブルの関口さんはこのコーヒー豆をオールドビーンズとして大変重宝されており、「これほどにオールドとして使える豆は他になかなかない。」とまで本に書かれたこともあるほど。

今回の販売でもう2度と飲めないコーヒーになる。

「カルモ・シモサカ・ボルボン」は10年以上前に農園を辞めてしまったことから、もう飲めなくなったコーヒー。

ブラジルの原種でコーヒー本来の味わい。

コーヒーブームで多様なコーヒーが出回りますが、同時にハイブリット化も多く、原種が減少してきている。

ブレンドせずにバランスがとれ濃厚な味わい、芳醇な香りと余韻あるコーヒーは「ブルボン=ボルボン」ならではと日系人の下坂さんが栽培するから。

こちらの豆を日本へ初めてシングルオリジンとして紹介、流通させたのが「アジューダ」のコーヒーハンターでもある繁田さん。

繁田さんは「カフェド・カルモ昭島店」の経営を通して、私に多くのことを学ばせてくれた恩師でもある。